
その男、ヒモにつき 第9話
episode9「刺客」 「――はい、コーヒー。」 「ありがとう...」 「――で、何があったの?聞かせてくれないかな?」 「...うん、実はさ....」 ――3日前。 「♪フンフンフーン」 ――ピロリロリロン♪ 「いらっしゃいま....!!!」...

その男、ヒモにつき 第8話
episode8「揺らぎ」 「――あれ、この時間にお客さん一人もいないなんて珍しいなぁ。」 「二階席に、とは言ってたけどどの席だろ...」 「特に札とか置いて無いし...ここでいいのかな?」 「――レイカさん、ですか?」 「えっ?」...

その男、ヒモにつき 第7話
episode7「羨望と抑圧」 「はい、お待ちどうさん!」 「おー!美味そー!」 「あ、テレビつけてもいいッスか?」 「あいよー」 ――ピッ 『――今夜一組目のゲスト、VLEUGELの皆さんです!』 「おっ、これか!ほんとに芸能人だったんだな...って当たり前か(笑)」...

その男、ヒモにつき 第6話
episode6「束の間の休息」 「――それで、『ここの飯は不味くて食えん!家内の味噌汁を早く持ってこんかー!』って聞かなくて!ほんと困っちゃったよ~(笑)」 「はははっ(笑)そりゃひどいな!てか、病院食ってそんなに不味いの?」...

その男、ヒモにつき 第5話
episode5「交差」 「――よし、手垢・水滴・曇り、オールOKっと。」 「ハァ...中腰ってきっつー...これなら雑巾がけのほうがいくらかマシかも...」 「――先輩~、もうお客さん来ないんですかね~?」 「ん~、そのうち来るでしょ。早朝なんてこんなもんだよ~。」...

その男、ヒモにつき 第4話
episode4「前進」 「――...進む~...べき道は~...♪」 「流石にこの時間は人少ねぇなぁ...っつうかリオレウス強すぎだろこれ、無理ゲーだわ...」 「あー腹減った...また夕方にでも出直すか。とりあえず漫喫行こ...」 ・・・...

その男、ヒモにつき 第3話
episode3「嵐過ぎて」 ・・・ 「――...んー...」 「...やべ。いくらなんでも爆睡し過ぎたわ...」 「――あ、もう起きてたんだ。おはよーございます。」 「あぁレイカちゃん、おはよ。ごめんね本当、いきなり図々しいお願いしちゃって...」...